なぜ勤務医ではなく開業医を選択し、自らクリニックを構える決断をする医師がいるのでしょうか。
しかも、その数は決して少なくなく、むしろ非常に多いと言ってもいいでしょう。
当然、そこには勤務医にはないメリットがあるからと考えることができます。

開業医のメリット「自分のペースで働ける」

開業医の最大のメリットは、自分のペースで働ける点でしょう。
勤務医と違い、組織や上司などに縛られることがありません。
もちろん医師として最低限の務めである安心や安全、そして法律に則った医療を提供することから決して外れてはいけませんが、それらを遵守していれば、例えばどのような診療科目や領域を専門とするのか、あるいは、導入する機器や診療方法、診療時間や休診日などを自由に決定することが可能なのです。

残業が多く、当直やオンコールの嵐である勤務医と決別したいと考え開業医を目指す人もいるはず。
そのような人は、特にこの自分のペースで働けるという開業医のメリットに大きな魅力を感じるのではないでしょうか。

これにより、体調を崩すことなく、常に全力で患者や疾患と向き合うこともできるようになるでしょう。
そうした複合的なメリットも感じることになるはずです。

開業医のメリット「収入アップが期待できる」

開業医のメリットとしてしばしば注目されるのが、収入に関すること。
一般的には、開業医となれば収入が上がると認識されています。
確かに、医師の平均年収を上げているのは明らかに開業医であり、勤務医のみではその額が下がることを考えれば、開業医になることで収入アップが期待できることは間違いありません。

実際に、クリニックを開業してから年収が2倍や3倍に膨れ上がったという医師も少なくなく、もし自分のペースで働くことと収入アップの両方を手に入れることができるのであれば、それほど医師にとって魅力的なことはないのではないでしょうか。

開業医のメリット「定年がない」

国立や県立、市立の病院などで働く医師は公務員の扱いとなるので、定年退職制度の対象となります。
民間の医療施設であっても規模が大きくなると定年制度を設けているところも出てくるでしょう。

しかし、自ら開業している場合には、定年がありません。
この定年がないという点も、開業医のメリットと言えそうです。
自分のペースで働けることと重なってきますが、元気なうちは患者と向き合うことができ、人や地域を助けることに貢献できると考えれば、医者としてこれ以上喜ばしいことはないでしょう。

定年がないというのは、何も、いつまでも働き続けなければならないという訳でもありません。
自分の院を持ったまま若い医師に診療を任せることもできたりと、開業医は、とにかく自由なのです。

自由と収入を手に入れながら、且つ自らの持つ診療スキルを思う存分発揮したいなら、開業医という選択は非常に有意義なのかもしれません。